2025/10/30 22:50


未来の農業は、“自然と共に生きる”ことから始まる

広島県・大崎上島。
瀬戸内海の中央に浮かぶこの小さな島で、ふじやファームは今日もレモンたちと向き合っています。

「農薬や除草剤に頼らず、自然の力を信じる」——それがふじやファームの理念です。
この農園で育つ有機レモンは、化学肥料・防腐剤・ワックス・除草剤を一切使わない、本物のオーガニックレモン。

見た目よりも「命のめぐり」を大切にする農法で、土も、虫も、微生物も、みんなが共に生きる畑をつくっています。



自然と共存する“有機レモンづくり”とは

ふじやファームが実践するのは、「自然に寄り添う有機農業」です。
有機農業とは、農薬や化学肥料を使わず、自然の力を引き出して作物を育てる農法のことです。

除草剤を使えば、作業は楽になります。
しかし、その瞬間、土の中で生きる微生物たちのバランスが壊れ、土地の力が弱まってしまう。

ふじやファームでは、そんな短期的な効率を選ばず、
「時間はかかっても、土が喜ぶ農業を」
という考え方で、毎年丁寧に畑を育てています。



除草剤を使わない理由——土は“生きもの”だから

ふじやファームが除草剤を使わないのは、「土は生きもの」だと考えているからです。

草をすべて枯らしてしまえば、土の表面は乾燥し、微生物が生きられなくなります。
その結果、作物が根を張りにくくなり、味も香りも薄くなってしまう。

だからこそ、ふじやファームでは雑草を敵にしない
必要な部分だけを刈り取り、根を残し、自然の循環を保つようにしています。

雑草が土の保湿を助け、ミミズが土を耕し、微生物が分解を行う。
そうして「命の循環」が生まれ、栄養豊かな団粒構造の土ができていくのです。

「草一本にも役割がある。自然をコントロールするのではなく、理解して寄り添う」
——それが、ふじやファームの哲学です。



有機JAS認証取得。人と自然にやさしい本物のオーガニックレモン

ふじやファームのレモンは、有機JAS認証を正式に取得しています。
これは、農薬・化学肥料を3年以上使用していない畑で、厳しい管理基準をクリアした農産物だけに与えられる“国の認証マーク”です。

この認証は、単に「無農薬」という言葉以上の意味を持ちます。
土、水、肥料、管理方法まで、すべてにおいて持続可能で環境にやさしい仕組みが求められます。

ふじやファームでは、堆肥を活用して土のバランスを整え、化学的な資材に頼らない自然循環型の農法を実践しています。
その結果、皮まで安心して食べられる有機レモンが生まれるのです。



土が育てた“香りと味”のちがい

自然と共に生きる栽培法は、レモンの味にも明確な違いを生みます。

ふじやファームのレモンは、酸味がやさしく、香りが際立つのが特徴。
その秘密は、土の呼吸にあります。

除草剤を使わないことで、土中の微生物が活発に動き、根が深く伸びます。
根が深いと、地中のミネラルや水分をしっかり吸い上げ、果実に豊かな香りとまろやかな酸味が宿るのです。

さらに、ふじやファームが育てているのはビアフランカ種という品種。
マイルドな酸味とフルーティーな香りで、料理・スイーツ・ドリンクにもぴったり。
口に含むと、「レモンってこんなにやさしい味だったの?」と驚く人も多いそうです。



“効率より共生”を選んだ、未来志向の農業

現代の農業では、効率化や機械化が進み、除草剤や農薬が当たり前のように使われています。
しかし、ふじやファームはあえてその流れに逆らい、「自然と共生する農業」を選びました。

それは、**“手間をかけることが未来を育てる”**という信念があるからです。

雑草を手で刈り、灌水を微調整し、天候や風を読みながら日々の作業を変える。
そんな非効率の中にこそ、自然のリズムと調和した農業が存在しています。

このスタイルは、持続可能な農業=**サステナブル・アグリカルチャー(Sustainable Agriculture)**として、
世界的にも注目されています。



瀬戸内の恵みを未来へつなぐ

瀬戸内海の穏やかな気候は、ふじやファームの有機レモンを育てる最高の舞台。
太陽、海風、土、そして人——すべてが調和して、香り高いレモンを生み出しています。

この自然環境を次の世代に残すために、ふじやファームでは環境負荷を最小限に抑え、循環型の農業システムを追求しています。

たとえば、刈った草や剪定した枝をそのまま畑に戻し、堆肥として再利用。
これにより、外部資材に頼らず、畑の中でエネルギーが循環する仕組みをつくっています。

自然の恵みを借りて、自然に返す。
それが、ふじやファームが描く「未来の農業」のかたちです。



食べることが、環境を守ることにつながる

ふじやファームのレモンを選ぶことは、単に「おいしい国産レモンを買う」だけではありません。
それは、環境にやさしい農業を応援する行動でもあります。

有機農業は、化学肥料や農薬を使わない分、土壌汚染を防ぎ、生態系を守ります。
消費者がオーガニックを選ぶことで、持続可能な社会づくりに貢献できるのです。

「食べる」という行為が、「未来を守る選択」になる。
ふじやファームのレモンには、そんなメッセージが込められています。



BASE公式サイトで全国へ。あなたの食卓に、自然のやさしさを

ふじやファームの有機レモンは、BASE公式オンラインショップで全国発送中です。
グリーンレモン(10〜12月)とイエローレモン(1〜5月)を季節に合わせて販売しています。

ギフト包装や定期便、ふるさと納税にも対応しており、
ご家庭用から贈答用、飲食店向けの卸取引まで幅広く利用できます。

🍋 ご購入はこちら → ふじやファーム公式通販サイト(BASE)



まとめ:自然を信じて育てた、未来への贈りもの

ふじやファームの有機レモンは、単なる農産物ではありません。
それは、自然と人との対話から生まれた“命の証”です。

除草剤を使わない農業は、効率的ではないかもしれません。
けれど、その手間の一つひとつが、未来の土を守り、私たちの健康を守ります。

自然に寄り添い、時間をかけて育てられたレモン。
その一滴の果汁には、瀬戸内の太陽と海風、そして自然への感謝が詰まっています。

あなたの食卓に、やさしさと希望を届ける。
それが、ふじやファームの有機レモンです。